レーザマーキング

レーザマーキングについて

Q1.
マーキングとは何ですか?
A.
マーキングとは、「文字や記号などの印をつけること」を指します。製品名・賞味期限・製造番号など、情報の表示や製品の管理のため様々なところで利用されています。
Q2.
主なマーキング方法にはどのようなものがありますか?
A.

次のようなものがあります。

●レーザマーキング
レーザ光を対象物に当てて対象物を変化させ、発色させます。印字内容を簡単に変更でき、微細なマーキングが可能です。
マーキングの種類としては対象物表面を削り取るマーキング、酸化させることにより明暗差をつくるマーキング、表面のめっき、塗装のみをはがすマーキングなどがあります。

●インクジェット印刷
インクの粒子を噴射してドット状に捺印します。パソコンにつないで使うインクジェットプリンターのほか、工業用としてもラミネートフィルムへの賞味期限の表示などに使われています。インクを使用するため噴射ノズルの管理が必要になります。

●インク捺印方式
凸版または凹版にインクを供給して、押しつけることによりマーキングします。従来からある方式で、最も普及しているマーキング方法です。装置は安価ですがランニングコストが高く、インクの管理も必要になります。また、インクが乗りにくいものは捺印面を洗浄する必要があります。

●刻印
印刷したい文字などを刻んだナンバリングヘッドで加圧することによりマーキングします。金属へのマーキングに多く用いられます。マーキングの信頼性は高く、消えることはほとんどありません。しかし生産性が悪く、印字内容を変えるのに手間がかかるというデメリットがあります。

Q3.
レーザマーカーの長所はどんなところですか?
A.

次のような長所があります。

●環境に優しく、簡単リサイクル
インクを使用したマーキングと違い溶剤を一切必要としません。インクが混ざらないので材質のリサイクルが容易です。大幅に工程を削減することもできます。

●消えないマーキング
レーザ光で材質自身を変化させるので、インクを使用した方式と違い、マーキングが消えることはありません。PL法や国際規格ISOにおいて求められる品質管理に対応できます。

●微細なマーキング
インクジェットではできない微細なマーキングも簡単に行えます。そのため、小さな電子部品へのマーキングには最適です。

●図形、文字の入力・切り替えが簡単
マーキング内容はコンピュータで操作するため、入力・切り替えが簡単に行えます。多品種大量生産に適しています。

●生産性向上、省力化
高速マーキングにより生産性の向上に貢献します。またメンテナンス作業が比較的容易なので省力化にも役立ちます。自動化も容易です。夜間に人手をかけずラインを動かしておくこともできます。

●いろいろなものにマーキングできます。
金属・樹脂・セラミックス・半導体・紙・ガラスなど幅広い素材にマーキングできます。インクジェット方式では難しい油膜付き素材にも印字できます。

Q4.
レーザマーカーを実際に使ってみたいのですが。
A.

アプリケーションラボにて、実際に使用していただくことができます。また、お客さまのところへ伺ってのデモ(一部の機種にて)も実施しています。詳しくはお問い合わせフォームを利用してください。